アディダスの定番スニーカー カントリーのレビュー(サイズ感と履き心地)
最近アディダスのカントリーを買いました!
ですが、買うときにサイズ感や他のスニーカーとの比較が全然出てこなかったので、サイズ感や履き心地などをレビューしていきたいと思います。
アディダスはやはりスタンスミスとスーパースターが2強だと思いますが、カントリーもなかなかよく馴染みます。
1 カントリーの外観
カントリーの外観はなかなかインパクトがあります。
まず、カントリーといえば緑。そのスニーカーによってスタンダードなカラーがあると思います。例えば、スタンスミスだとホワイトとグリーン、ナイキのエアフォース1だとホワイト……などなど。そこでカントリーはなぜか緑。
それから、つま先の補強パーツがあります。これは同じアディダスのサンバやガゼルにもついているのですが、グレーということで少し目立ちます。また、バックにはソールがヒールを巻き込むようなデザインになっています。そのため、後ろから見るとソールのゴムカラーも目立ちます。
ということで、カントリーには白・緑・グレー・ソールのゴムカラーと4色も使われていることになります。これは、ここ数年のモノトーンコーデやシンプルなコーデとはかなり相性が悪く、カントリーが敬遠されてきた理由かな、とも思います。カントリーは定番なので、もちろんどんなコーデにも馴染んでくれますが、ここ数年はスタンスミスに圧倒的におされてきました。
ですが、この数年間は水面下でダッドシューズが流行っていました。ダッドシューズとはまさに休日のお父さんが履いているような少し冴えない、ごちゃごちゃしたスニーカーのことです。ジャスコで売っているスニーカーを思い浮かべてもらえればよいのですが、あれをコーデに溶け込ませるのは上級者じゃないと非常に難しい。というわけでダッドシューズブームはごく短命に終わったわけですが、あのゴテゴテした感覚はおそらくもう少し緩和されて一般のファッションに流れてくると思います。
そのときに、このカントリーは真価を発揮してくるのではないでしょうか。
ハイテクスニーカーにはついていけない。でも、流れに乗りたい。そんなときにカントリーは活躍してくれます。
なぜなら、パッと見たときのごちゃごちゃ感は履いてしまうとすっかり中和されてしまうからです。
カントリーはかなり細身のスニーカーです。写真を見てもらうとわかるのですが、やや細身のコンバースのジャックパーセルよりも細く、ガゼルよりも細いのがわかるでしょうか。
非常に細身なスニーカーなので、シルエットはきれいにまとまる印象です。シルエットが細身だからこそ、多色使いでもそこまで違和感なくコーデに馴染んでくれます。
2 カントリーのサイズ感
次はそんな意外と万能選手なカントリーのサイズ感を考えていきましょう。
繰り返しますが、カントリーはかなり細身です。なので、普段のサイズからハーフサイズ上げるとよいでしょう。人によってはワンサイズ上げてもよいかもしれません。
普段のサイズとはなんぞや、ということですが、ぼくは基準としてコンバースのオールスターを考えています。
ぼくはオールスターもジャックパーセルも25.5で履いています。
(オールスターのリアクトは26を履いていましたが、あれはインソールの分厚さが通常のモデルの1.5倍マシなので例外)
基本は25.5なのですが、カントリーに関しては26を選んでジャストサイズでした。もしかすると26.5でもよかったかもしれません。
一応、本革ということなので履いているうちに横幅は伸びてくると思うのですが、わずかながら圧迫感があります。縦のサイズ感はぴったりなのですが、若干横幅が狭め。
ぼくはガゼルは25.5で合わせていますが、ジャストサイズです。もしかしたら26でも大丈夫かも、というくらいのサイズ感です。カントリーは26を選んで若干の圧迫感があるということは、普段よりもワンサイズ上げてちょうどよいという方もいるかもしれません。
また、内羽根式のスニーカーになるので、履き口もあまり広がりません。シューレースをゆるめても、もともとのサイズ感から大きく変わることはなく、そこまで緩むわけではありません。ということで、やはり少し大きめを買っておくのが安全かもしれません。大きければ、最悪インソールを入れればよいので、、、なかなかシビアなサイズ感です。
もう一つ付け足しておくと、カントリーはおそらくやや個体差があります。ぼくはカントリーを二度試着して結局オンラインで購入したのですが、サイズ感に対する印象がすべて違いました。
一度目は25.5でも履けないことはないが、26が望ましい。特に右足の締め付けがきつい。
二度目は左足は25.5だときつすぎるが、26だとちょうどよい。しかし右足は25.5がジャストで26だとややゆるい。
そして今手元にあるカントリーは、左足は26でややきつい。が、右足はちょうどよいサイズ感。
こんなサイズ感です。革が雑に切られている部分もありますし、シューレースもかなりコストダウンされています(交換必須です)。カントリーにはガゼルを買ったときについてきた替え紐をつけています。上に乗せている方がもともと付属していたシューレースです。ポリの質感が目立ちますね。
全体的に、やや個体差が大きいモデルなのかもしれません。
それも込みで愛せるスニーカーですが。笑
3 履き心地のレビューとたった1つのデメリット
そこそこ軽い!歩きやすい!ちょっと蒸れる!といった感じです。
オールスターやジャックパーセルに比べると全然クッション性もありますし、長時間履いていても足が痛くなることもありません。ヴァンズのオールドスクールと似たような感触かもしれません。オールドスクールに比べると、ちょっと薄いかな?とは思いますが。
普通に歩いていて特に不快感があるわけでもなく、かといってハイテクスニーカーのような軽やかさがあるわけでもありません。まぁ、普通のスニーカーという感じです。
その代わり、さすがクロスカントリー用のシューズだけあって歩きやすさは抜群です!かかとからつま先に自然と足が出てくる印象があり、歩きやすいスニーカーです。
欠点として(長所でもあるのですが)レザーを使用しているので、夏場はどうしても蒸れやすいかも、、、一応、通気口があるスタンスミスやキャンパスのオールスターなどと比べると多少蒸れは気になります。といっても、ガゼルやキャンパスといったスエード素材のスニーカーに比べると、まだ涼しげではあります。
また、少し気になるのは、先ほども書きましたが、少し作りが雑な印象があるということです。やっぱりレザーの質もアディダスオリジナルのスタンスミスに比べると、少し安っぽく見えてしまうこともあるかもしれません。
履き口の処理が少し雑なのも、気になる人にとっては気になるかもしれません。特にシューレースはどうしてもチープな印象が否めず、街履きだとコットンに変えたほうが見栄えは確実に良くなります。
逆に言うと、シューレースを変えると一気に印象が変わって、「化ける」スニーカーでもあります。
4 まとめ
アディダスの名作カントリーのレビューでした。
ポイントは
・今のファッションに「ちょうどよい」雰囲気のスニーカー
・少し小さめなので、ハーフサイズまたはワンサイズ大きめを推奨(ナイキと同じくらい?)
・履き心地はかなり良い!
・蒸れやすいので夏は少し注意
・作りが少し雑な場合は味だと思って楽しむ!
ということです。
お手軽にクラシックで軽やかな印象を与えられるので、個人的には一人一足持っていてもよいのでは??と思うくらい気に入っています。
価格:7,980円 |